top of page

【コラム】(とるじいやブログより) よもやま考:新生Xがスラマットを始めるとしたら

また久々のブログ更新。

まあ、仕方ない。あくまで牛歩で。


●Twitter、ロゴを青い鳥から「X」に変更へ イーロン・マスク(日経新聞 2023年7月24日 9:49 (2023年7月24日 10:02更新))


イーロン・マスクがツイッターを「X」に変えるという。そしてWeChatなどのような「スーパーアプリ」化を目指すらしい。

スーパーアプリは、そのアプリを中心にコミュニティを拡げ、決済機能を持ち、独自経済圏を備え、かつ、一部、他の経済圏との結合を備える、というものだ。


このブログでは何年も前から「古い金融」と「新しい金融」という観点で、新しい金融チームの代表としてスーパーアプリを捉え、既存の金融ビジネスがそれら陣営に吸収される未来さえある、と常々書いてきた。

自分の言う「新しい金融」はもう少し広い概念で、オープンバンキングのシステムを提供するIT企業群や、暗号資産、デジタル証券、NFTなど、既存の金融ビジネスの外から現れた新しい金融関連ビジネスを総称する。また、新しい金融には企業マーケティングとの親和性があり、それに伴う様々な関連ビジネスが立ち上がると予測している(新しい「金融」と書く以上、個人的には“飲み込まれる”のでなく今の古い金融側にいる方々が積極的にそちら側へのアクションを起こすことを期待している)。



ところで、昨年、イーロン・マスク氏がツイッターを買収した際に、「●2022年5月23日 マスク氏への他力本願:ツイッターはスラマットを始めよ!」という記事を書いた。

ツイッターが持つTipsという投げ銭機能を拡張し、投げ銭対象者への応援としでではなく、この応援行為を競争の場とし、データベース化してリアルタイムに公表することで、個人・企業を問わず応援を競うことで疑似的な広告市場にする、というものだ。

ツイッターには現状、「フォロワー数」、「インプレッション」(ツイートの表示回数)、「エンゲージメント」(リツイート、返信、フォロー、いいね!、リンク、カード、ハッシュタグ、埋め込みメディア、ユーザー名、プロフィール画像、ツイートの詳細表示など、のクリック数)、「エンゲージメント率」(エンゲージメント数をインプレッション数で割った値)、「引用リツイート数」、「プロフィールへの遷移率」、といった効果測定指標が存在する。


投げ銭周りで、もし、応援者が投げ銭を行ったデータと一般ユーザーからのリアクションの効果測定指標をリアタイで広く示すことができれば、応援者を評価する劇場化現象を起こすことができる。


自分が「徳の経済」を求めた経緯(●2021年8月25日  NFTをきっかけに、これまでと未来を考える)で書いたように、当初、スラマットのコンセプトは、支援される側がファンへの購入代金を下げる「広告付き販売」だった。

それを前提としない単なる「応援マーケット」では、結局は“太客がひいきを支配する”「欲の経済」になるからだ。

だから、当初は、応援者が評価されるという特殊性を持ち、「スラマット・ポイント」という独自通貨だけが流通する広告付き販売プラットフォームという、“狭く”“閉じた”「徳の経済圏」を考えていた。

次第に、広告付き販売プラットフォームと、既にあるクラウドファンディングや寄付の市場といった場を繋げ、それらの先への「応援」も可視化し、応援者を評価する場と、報酬(「TOKU」)を与える機能を持った、“広く”“開放的な”「徳の経済圏」を考えた。


スラマットを新生Xで実現させると考えた場合、後者の考え方が近い。すでに投稿者のあらゆる分野の情報発信の場という広いターゲットを持つツイッター(X)に、アーティストが発行する物への広告付き販売、という狭い意味付けをしても仕方がないし、勿体ない。

誰かが何かをつぶやいて、それに対して“応援したい”という者がいれば、誰でもTipsを通じて応援できる、という状況はすでに整っているのだから。

だから、まずはTipsを軸に「応援を劇場化する」機能を実現できればいいと思う。


たとえその結果、ひいきを支配するような太客たちが可視化されたとして、一般ユーザー(視聴者)は個人であれ企業であれ、そんな太客たちを高くは評価しないし、結果、投げ銭をする人たちは思うような広告効果は得られない、と思うからだ。


新生「X」が独自コインやポイント(例:Xコイン)を装備するかはまだ確認していないが、この応援劇場の投げ銭コインという側面がXコインの一つの魅力となるだろう(当初自分が考えた「スラマット・ポイント」の方向性)。

あるいは、一般ユーザーが高く評価する応援者に無償提供することで、その存在価値を高めてもいい(後に考えた「TOKU」方向の考え方)。


まあ、ここでゴタゴタと書いても、イーロン・マスクに届くとも思わないけれど。

また、自分のコンセプトもまだまだ粗がある段階だと思ってはいる。

それでも、「Xコイン経済圏は『徳の経済圏』」のような打ち出し方で、「世界を優しい場所に変えていきたい」などと表明すれば、イーロン・マスクはかなり“かっこいい”人物として尊敬の対象になると思うけどな。






この記事は「とるじいやブログ」から転載されたものです

0件のコメント

Comments


bottom of page