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【コラム】岸田政権「人への投資」。チャレンジするシニアが輝く時代に!

●転職・副業の受け入れ先支援 首相「リスキリング拡充」「人への投資」1兆円、3本柱で 労働移動促進に重点(日経 2022年10月12日 19:03)


シンポジウム「日経リスキリングサミット」(日本経済新聞社・日経BP主催)において岸田首相が講演。「人への投資」として、以下の政策を拡充し、5年で1兆円を予算化する、という。

(1)転職・副業を受け入れる企業や、訓練後に非正規を正規雇用に転換する企業への支援を新設・拡充

(2)在職者のリスキリングから転職まで一括で支える制度を創設

(3)従業員を訓練する企業への支援金の補助金率を引き上げる 


特に(1)。受け入れ先企業にお金が入れば、たしかに転職・副業の後押しになるかもな、と思う。

これまで大企業の社員を招くスタートアップを対象とする補助金制度があったが、従業員数など条件があったという。

新制度はより幅広い企業を対象にする想定で、具体的な制度設計にあたっては、補助金目当てで“スキルがない人材の移動”などが起きないような仕組みをつくる、ということだ。


正直、“スキルがない人材の移動”などと政策立案者側が言うのは非常に上から目線な気がするのだが、公金を出す以上、ザルになってはダメ、ということだろう。


自分は長年、たとえシニアであれハイミドルであれ、新しい分野に「自ら」チャレンジすべき、という持論を持っている。

その観点からは、こういった政府“お仕着せ”の転職・副業促進政策には、モノ申したい気持ちがないではない。

それでも、主に大企業にいてデッドストック化している優秀な人材が、正しく世に出て輝きを発揮できる社会にはもろ手を挙げて賛成したい。


組織でくすぶっているシニア金融マン&ウーマン。もう一度、輝こう!




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