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【コラム】くすぶるな50代。チャレンジするシニア金融マン&ウーマンに光あれ!

●日経ビジネス 特集「くすぶるな50代 『生涯現役』への分岐点」(2022/8/8 号)


日経ビジネスで「くすぶるな50代 『生涯現役』への分岐点」という特集記事が出ていた。

同社編集側が記事化の企図を伝えるYouTube(「校了乙」)では、この特集記事を企画したというまだ新入社員の女性記者が、この内容を取り上げた背景を、

・岸田政権でリスキリング強化政策を打ち出している

・企業でも定年延長でシニア層の活躍を重視している

・一方、一部以外のシニア層はネットで「妖精さん」と揶揄されることもあり、会社で存在感を打ち出せていない

等だとし、

・今の時代、年齢に関係なく、「これからどうしよう」という悩みを誰もが持っている

と説明していた。


確かに、個人的には「既存の仕事に変化の必要性」→「リスキリング」→「年齢を意識せずキャリアアップ」というのは、何も50代・シニアだけのテーマではないと思っている。

これからの日本社会全体の新常識なのだと思う。

この“時代の転換期”(これは、10年以上前から提言されていたにもかかわらず、ようやく今になって“待ったなし”となった、ということだが)に「変化しないとダメ」と言われる、主に大企業の人たちの多くがちょうど50代に差し掛かった、ということなのだろう。


(参考)人的資本投資拡大に向けて 人材抱え込みの発想転換を 一條和生・IMD教授 経済教室(2022年8月11日 5:00 日経)


上記日経記事にもある通り、日本企業は“変化に弱い”ことが顕著で、そのため国際競争力が低い、と認識されている。

ビジネスのアジリティー(機敏さ)・ビジネスの環境変化の認識・環境変化への対応・意思決定におけるビッグデータとアナリティクス(分析)の活用・マネジャーのアントレプレナーシップ(起業家精神)など14項目中の5項目で日本は最下位だという。


「人的資本投資拡大に向けて 人材抱え込みの発想転換を」と題されているがその通りで、日本の大企業社会の本質的な問題は、正規雇用者の過分な権利と彼らがそこに安住してきたことにある。企業が人材を囲い込み過ぎているのだ。

自分の「とるじいやブログ」でもこれまで数限りなく企業・個人双方の“変化の必要性”を訴えてきた(※)し、このホームページ『フィナンシャル・パーソンの幸せなセカンドキャリア』では、一貫したテーマは組織隷属ではなく「自分を軸に」生きる、だ。


※ とるじいやブログより


実際、副業促進や起業推進など、外部環境は大きく変わり始めている。


(参考)厚労省、副業・兼業の指針改定へ 容認の有無、企業に公表促す(2022/6/27 Yahooニュース)


まだ副業率は若年女性で2割程度で、シニアへの広がりは薄いが、今後、シニア・ハイミドル層の副業や独立が増えてくるだろう。


(参考)副業率、若年女性は2割迫る 中高年は広がり欠く経財白書で読む「人への投資」③(2022/8/8 日経)


日経のビジネスの特集では、例えば「越境学習」として他の事業者と交流し学び合う共同プロジェクトだったり、実際に起業・独立・転職した50代の生の声などを紹介したりしている。


「変化はチャンス」であり、今チャレンジを始める人が、これからの時代を制すこともあるだろう。

ホームページ『フィナンシャル・パーソンの幸せなセカンドキャリア』では、今後、様々なチャレンジを行っているシニア金融マン&ウーマンの声を届けていきたいと願っている。

(HP構築が牛歩でお恥ずかしいが・・・)


くすぶるな50代、チャレンジするシニア金融マン&ウーマンに光あれ!







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